縦書きの文章をブラウザだけでPDFに保存する

小説の応募原稿や配布用の文章を縦書きのPDFにしたい。でも手元のパソコンに Word や縦書き対応ソフトがない——そんなときに、何もインストールせずブラウザだけで縦書きPDFを作る手順をまとめます。

仕組み: 「印刷」の出力先をPDFにする

専用のPDF作成ソフトは使いません。この方法では、Yomikumi の縦書きエディタが用意した印刷用レイアウトを、Chrome の印刷機能からPDFとして保存します。印刷ダイアログで送信先を「PDFに保存」に切り替えると、紙の代わりにPDFファイルができます。編集欄や画面上のボタンは印刷対象にならず、縦書きプレビューの内容だけが出力されます。

縦書きの文章をPDFに保存する手順(目安2〜3分)

  1. Yomikumi の縦書きエディタ(yomikumi.com/text/)をデスクトップ版 Chrome で開きます。
  2. 本文を入力するか、貼り付けます。入力すると、右側のプレビューにすぐ縦書きで表示されます(変換ボタンはありません)。試すなら次の例文をどうぞ:
例文(コピーして貼り付けてください)
|梅雨《つゆ》の晴れ間に、原稿を12枚まで進めた。
窓の外では|紫陽花《あじさい》が揺れている。

|親文字《よみがな》 は青空文庫のルビ記法で、プレビューではふりがな付きで表示されます。「12」のような2桁までの数字は、自動的に縦中横(縦書きの中で数字を横に並べる組み方)になります。プレビューはおおよそ次のような見た目になります:

縦書きプレビューの表示例

梅雨つゆの晴れ間に、原稿を12枚まで進めた。

窓の外では紫陽花あじさいが揺れている。

  1. ツールバーの「印刷/PDFとして保存」を押します。
  2. 「印刷/PDFとして保存の前に」という案内が出ます。内容を確認して「印刷を開く」を押します。
  3. Chrome の印刷ダイアログが開いたら、送信先(プリンター)を「PDFに保存」に変更します。
  4. プレビューが縦書きになっていることを確認して「保存」。保存先を選べばPDFの完成です。

保存したPDFは、エクスプローラーなどからダブルクリックして一度開き直し、ルビ・数字の向き・すべてのページに欠けがないか確認してください(開くのはPDFビューアーやブラウザです。縦書きエディタの「ファイルを開く」はテキスト専用のため、PDFは開けません)。PDFは提出・閲覧用の出力です。あとで手直しする可能性がある文章は、ツールの「ファイルに保存」から元のテキストも残しておいてください。

きれいに仕上げるコツ

制限と、うまくいかないときの確認点

症状別の確認点

入力した文章はどこかへ送られる?

Yomikumi のアプリケーションコードとサーバーは、入力した本文を送信しません。処理はブラウザ内で行われます。なお、作業内容はクラッシュ復元のため端末内に一時保存されます。ブラウザ拡張機能や端末管理ソフトなど、Yomikumi の外側の動作までは対象外です。共有パソコンで扱うときは注意してください。

縦書きエディタ(無料・登録不要) 横書きで入力した文章を縦書き・ルビ付きで確認し、そのまま印刷・PDF保存。Yomikumiは入力内容をサーバーへ送信せず、ブラウザ内で処理します。